課税所得金額の計算方法

確定拠出年金の節税効果というのを知るのに、課税所得金額を知る必要になりますので、書いていきたいと思います。
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ただ、課税所得金額は源泉徴収票に書いてあると思うので、書くこともないかと思いますが、何となく計算方法も知りたい……という方もいると思いますので、一応ですが、書いていきたいと思います。

まず、課税所得金額の求め方として、

給料の収入金額－給料所得控除額－所得控除額
＝ 課税所得金額

という計算方法になります。
「給料の収入金額」については、書かなくてもわかると思います。
次に「給与所得控除額」ですが、こちらは以下の表にまとめておきます。

○給料所得控除額
┏━━━━━━━━┳━━━━━━━┓
┃　　収入金額　　┃給与所得控除額┃
┣━━━━━━━━╋━━━━━━━┫
┃１６２，５万まで┃　６５万円　　┃
┣━━━━━━━━╋━━━━━━━┫
┃１６２，５万円超┃ 年収×４０％ 　┃
┃～１８０万円まで┃　　　　　　　┃
┣━━━━━━━━╋━━━━━━━┫
┃１８０万円超～　┃ 年収×３０％　 ┃
┃　３６０万円まで┃　　＋１８万円┃
┣━━━━━━━━╋━━━━━━━┫
┃３６０万円超～　┃ 年収×２０％　 ┃
┃　６６０万円まで┃　　＋５４万円┃
┣━━━━━━━━╋━━━━━━━┫
┃６６０万円超～　┃ 年収×１０％ 　┃
┃１０００万円まで┃　＋１２０万円┃
┣━━━━━━━━╋━━━━━━━┫
┃１０００万円超～┃ 年収× ５％　　┃
┃１５００万円まで┃　＋１７０万円┃
┣━━━━━━━━╋━━━━━━━┫
┃１５００万円超～┃　２４５万円　┃
┗━━━━━━━━┻━━━━━━━┛
こちらの表の中で、それぞれの収入金額に応じた控除額というのが、わかるかと思います。
例をあげてみましょう。
(例)
年収が300万円の方は
300 × 30 ％ + 18 万 ＝ 108 万
年収300万円の方は108万円の控除額ということです。

年収が500万円の方は
500 × 20 ％ + 54 万 ＝ 154 万
年収500万円の方は154万円が控除額ということです。

○所得控除額
「給料所得控除額」を引いて、終わりではありません。
「課税所得金額」を求める為には、「所得控除額」を引かなければなりません。
「所得控除額」はいくつもある、所得控除という項目の当てはまる分だけ、控除され、その合計額が所得控除額になります。
一般的なものをあげていきます。

○所得控除
・基礎控除：38万円
誰でも控除されます。
・配偶者控除：38万円
(老人控除対象配偶者は48万円)
・配偶者特別控除：0～38万円
(配偶者控除の適用を受けられない場合)
・扶養控除：38万円
(16歳以上)
・地震保険料控除
(上限5万)
・生命保険料控除
(色々ありますが、上限は12万)
・社会保険料控除

調べてみると、なんだか色々とありましたが、上記に書いたものでだいたいの方は事足りると思います。
また、例をあげてみましょう。
(例)
先ほどの例にあげた、年収500万の方に専業主婦の妻がいて、社会保険料60万、地震や生命保険で10万円の控除があるとすると、所得控除額は、

　38　基礎控除
　38　配偶者控除
　60　社会保険料控除
＋10　地震・生命保険料控除
━━━━━━━━━━━━━
１４６万円……所得控除額

という結果になります。
課税所得金額の計算方法は
給料の収入金額－給料所得控除額－所得控除額なので、
今回、例にあげた年収500万円の方の課税所得金額は……

500 万 × 20 ％ ＋ 54 万＝ 154 万
500 万－ 154 万－ 146 万＝ 200 万
課税所得金額２００万円
ということになります。

課税所得金額の計算方法だけで、長々とした説明になってしまいました……
なんだか堅苦しい話ばかりで、お疲れさまでした。
この計算方法は、私がこれを書いている、2015年9月現在での話ですので、また変わっていくのかもしれません。
気が向いたら、調べなおして変更があれば直していきたいと思います。

それでは、つまらない税金の話でした(￣∇￣)/

※当たり前のことですが、投資にはリスクが伴います。あくまで、自己責任でお願い致します。

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タグ：確定拠出年金