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個人型確定拠出年金の基本 [投資とかお金のこととか]

自分年金と言われるなかで、代表的なものとして確定拠出年金があげられると思います。

個人型は節税効果が絶大……なんて聞きますが、どういったものなのでしょうか?
基本的なことを書いていきたいと思います。

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『確定拠出年金とは?

・「確定拠出年金法」によって始められた私的年金の一つ(2001年10月~)

・加入者が毎月掛金を支払い、運用を行って、その結果に応じて年金額が決定される。

・自分で掛金を支払う「個人型確定拠出年金」と、企業が掛金を支払う「企業型確定拠出年金」の2通り。

今回は個人型のお話をさせていただきます。



『個人型確定拠出年金の対象者

現在、誰でも使える分けではありません。(゚Д゚)アレマ…
実際に使える人はというと……

・60歳未満の第1号被保険者
  自営業者、学生、フリーランスなど

・企業年金を実施していない所で働いている60歳未満の従業員
(厚生年金の被保険者)

※現在、公務員と第3号被保険者(専業主婦等)は加入できませんが、2017年1月より加入出来るようになります。(・∀・)b…グッ…
(制度改正のため)

といった感じですね。
また、対象者は運営管理機関(主に銀行、証券会社、保険会社)に委託しなければ使えません。



掛け金について

掛け金にも、決まりがあります。

・月額5,000円~
(1,000円単位で自由に設定可能)

・上限額あり
401k掛け金.jpg
※第1号被保険者は、国民年金基金の加入・付加保険料の納付があれば、それと合算された金額が上限まで
(但し、国民年金の保険料を納付していない月については拠出できません)

ちなみに、掛け金の変更は年に1回までとなります。



給付について

個人型確定拠出年金~給付~.jpg

※別表
┏━━━━━━━━━━━━┓
┃☆加入期間┃支給開始年齢┃
┣━━━━━╋━━━━━━┫
┃10年以上┃ 60歳~ ┃ 
┃ 8年以上┃ 61歳~ ┃
┃ 6年以上┃ 62歳~ ┃
┃ 4年以上┃ 63歳~ ┃
┃ 2年以上┃ 64歳~ ┃
┃1ヶ月以上┃ 65歳~ ┃
┗━━━━━┻━━━━━━┛
老齢給付金の年金は、5年以上の有期又は終身を選べます。
加入期間に応じた支給開始期間があり、それ以降は選択可能。
ただし、遅くとも70歳までには支給開始しなければなりません。



税制上のメリット

非常に優遇されています。ここが最大メリットです。(・∀・)ヘェ…

○掛金拠出時
掛金の全額が所得控除の対象で、所得税及び住民税が軽減。

生命保険料控除とは比べものにならないほどの、節税効果ですね(*^^*)
[ひらめき] 関連記事[ひらめき]
「確定拠出年金の節税効果」


○運用時
運用益は非課税です。

預金の利息、投資信託の分配金、売却益などに対して、通常かかる20%ほどの税金が免除されます!
税金がかからず、運用できるので、複利効果を最大限に活かすことが出来ますね(≧∀≦)b!!
[ひらめき] 関連記事[ひらめき]
『これが複利の力です!~複利効果は偉大~』

※年金資産残高に対して特別法人税が課税されますが、2016年度まで課税凍結中。
(何度も再延長して凍結されてますので、今後も期待……かな?(・∀・))


○給付時
受け取り条件、方法によって、課税される科目が異なります。

・老齢給付金の場合
(年金払い)
雑所得となり、公的年金等控除の対象。
 →公的年金との合算で考えます。

(一時金払い)
退職所得となり、退職所得控除の対象。

 【退職所得の計算式】
退職所得=(退職所得収入-退職所得控除額)×1/2

 【退職所得控除額の計算式】
退職所得控除の計算式.jpg
[ひらめき] 関連記事[ひらめき]
『確定拠出年金を受け取る時のお話』


・障害給付金の場合
所得税、住民税ともに非課税。

・死亡一時金の場合
みなし相続財産として相続税の課税対象。
(法定相続人一人当たり500万円まで非課税)

・脱退一時金の場合
一時所得として課税。




運用商品はどこから選ぶ?

加入者は運営管理機関を通して運用を行いますが、その際、各運営管理機関がそれぞれの運用商品を提供します。

・元本確保型商品
→定期預金・年金保険

・投資信託
→株式の投資信託・債券の投資信託・バランス型投資信託etc……
[ひらめき] 関連記事[ひらめき]
「個人型確定拠出年金のオススメ管理機関」



維持費はかかるの?

デメリットになりますが、運営管理手数料と言って、運営管理機関が毎年、手数料をとります
また、初期費用がかかるところもあります。

運用管理機関ごとに手数料に差がありますので、ご自身でしっかりと確認してください。

また、運用管理機関ごとに購入出来る商品も違いますので、色々と検討されてから運用管理機関を選ぶことをオススメします。
[ひらめき] 関連記事[ひらめき]
「個人型確定拠出年金(401k)口座の管理手数料比較」
   ↑こちらは外部リンクになります。
「個人型確定拠出年金のオススメ管理機関」



個人型確定拠出年金のデメリットは?

・管理手数料がかかる

・60歳になるまで引き出せない

・特別法人税
 →先ほども挙げましたが、ずっと凍結され続け、今までに1度も課税されたことはありません。(・д・)ホッ…
……が解除された場合、毎年の年金資産残高に対して1,173%が課税されます。(゚Д゚)コワッ…

・支払額(元本)より受取額が低くなる可能性

・個人型確定拠出年金を行っていて、転職の際、企業型確定拠出年金以外の企業年金に入っていた場合、コストを払い続けながら運用しなければならない。
(積立も、引き出しも出来ません)
↑2017年より、資産を移管できる状況が多くなりましたので、そのリスクも軽減されてきます。



長くなってしまいましたが、個人型確定拠出年金の基本としてはこのような感じです。

ちなみに、運用の仕方としては、インデックス投資がオススメです。(・∀・)ヤッパリネ…
[ひらめき] 関連記事[ひらめき]
『インデックス投資の基本とまとめ』

それではまた(・∀・)/

※当たり前のことですが、投資にはリスクが伴います。あくまで、自己責任でお願い致します。

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スマホ版で見ている方は、 ワード検索が無いと思います。
もし、気になることがあるならば、 パソコン版のサイドバーに設置してありますので、宜しければ、パソコン版に移動していただければと思います。

調べたいことが無かったよー……(´д`)……
そんな方は、こちらのブログでお探しいただければと思います。
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