リスク~その②~ (来るべく大暴落に向けて)

いままでリスクとたくさん言ってきましたが、投資で使われるリスクについて、もっと根本的なところから書き込んで行こうと思います。

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これまで、リスクを「%」で表してきましたが、頭の中で「？」と思った方もいるかと思います。
普段から私たちが使う「リスク」という言葉に「%」が使われることはないと思います。
例えば、「あの交差点に飛び出すと、車に○○%の確率で轢かれる…」なんていう風には使いませんもんね。

私がいつも勉強させていただいている「私のインデックス」さんから言葉をお借りしますと……

投資における「リスク」というものは、リターンの変動(ブレ)を意味します。
リターンの変動幅が少ない物を「リスクが低い」、変動幅が大きい物を「リスクが高い」と言います。

そして統計学的には、それぞれの株価の値動きはある一定の範囲で上下することがわかっていて、その範囲を数値化して「リスク」として表しているそうです。
ちなみに、数値化されたリスクは統計学では「標準偏差」と呼ばれています。
引用：「リスクとは？」私のインデックス

と、投資で使う「リスク」という意味合いは、こういった感じで、統計学的に……とか言われて、なんだか肩が凝りそうなくらい堅苦しい感じですが、この数値化した「リスク」を用いて、ある程度、資産の値動きの範囲を知ることが出来ます。　
どういうことかというと、

期待リターンをa%、リスクをb%としたときに、
(a+b)%~(a-b)%の範囲内で値動きが収まる確率が68.3%
(標準偏差1倍)

(a+2×b)%~(a-2×b)%の範囲内で値動きが収まる確率が95.4%
(標準偏差2倍)

(a+3×b)%~(a-3×b)%の範囲内で値動きが収まる確率が99.7%
(標準偏差3倍)
と、表すことが出来ます。
ちなみに、年間での値動きの話です。

ちょっとわかりずらいので、手書きの絵を上げてみます。
例は標準偏差1倍です。


もっと分かりずらいですかね？(笑)

例えば、期待リターンが5%、リスクが10%で運用しているとした時は、
68.3%の確率で→ +15% ~ -5% の範囲内で値動きをします。(標準偏差1倍)
95.4%の確率で→ +25% ~ -15% の範囲内で値動きをします。(標準偏差２倍)
ということです。
だいたい、確率的にいえば、
３年間のうち、その内の２年は+15%~-5%に収まり、
20年間のうち、その内の19年は+25%~-15%に収まる、ということですね。

そして、色々なところで標準偏差の２倍をみておいた方が良いと言われています。投資をするにあたってそのくらいのリスクは考えておかないと、いざ投資したときに、夜眠れなくなったり、色々な事が気になってしまうんですね。

標準偏差の２倍の損失が出たときを想像しながら、アセットアロケーションを作成し、投資に回す金額をきめていくのも良いかもしれません。
まあ、標準偏差の２倍を想定していても、それをも超える大暴落もあるんですけどね。

あぁ、怖い怖い……(´д｀)……

色々と書き込んで来ましたが、気をつけなければ行けないのが、リスクは年率であるということです。
つまり、
標準偏差２倍の損失が起きた翌年も同じく、標準偏差２倍の損失が出る可能性は十分にあるということです。

ドルコスト平均法で投資していた場合、始めのうちはまだ投資額は少ないので、あまり損失額は大きくないかもしれませんが、それが10年、20年と積み重なった時に起きた……と思ったら、かなり大きな額になると思います。

投資に回していたお金は、あなた自身もそうですが、家族の方も毎日一生懸命働いて、節約をして貯めていったお金だと思います。
その大切なお金が大暴落で激減し、ニュースやそこら中で大暴落だの、資本主義の終わりだの騒がれていたら……あなたは耐えられるでしょうか……

インデックス投資とは、そんな時でもホールドし続け、バカにされながらナンピン買いに徹した方こそ、大きな利益を得ているのです。

まあ、今後はどうなるかはわかりませんが……

そういう時に耐えられず、売ってしまい、大きな損失を負って、投資という市場から一発退場してしまわないためにも、自分の受け入れられるリスク、金額で投資していただけるのを、願っております。

長々とリスクについて書き込んでいましたが、自分にも言い聞かせながら書き込んでおりました。なにせ、まだ大暴落を経験しておりませんので……

あぁ、怖い怖い……(´д｀)……

そういう時の為に、精神上、らくでいられるための生活防衛資金であったりもしますので、私みたいに弱っちぃ人間は、投資と貯金を一緒に増やしていきましょう(笑)

※当たり前ですが、投資にはリスクが伴います。あくまで、自己責任でお願い致します。

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「投資初心者向け」
「インデックス投資の基本」

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タグ：リスクと暴落