確定拠出年金を受け取る時のお話。

個人型確定拠出年金に関しては、運用中の税制上のメリットが非常に大きく、やらないという選択肢を選ぶ意味ってあるんですか？……というくらいに私は思っていますが、今回は受け取る時にかかる税金のお話になります。
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先ほども言いましたが、運用中は素晴らしいほどのメリットです。
ですので、何となく受け取るときもかなり優遇されるのかなぁ……と思っていました。

過去に確定拠出年金についての記事は書いていたので、受け取る時に税金が掛かることは知っていたのですが、あんまり深く調べておらず、

・一時金として受け取るときは退職所得控除扱い
・年金として受け取るときは公的年金等控除扱い
くらいのことしか、知りませんでした。

ほいで、実際に受け取ろうと思ったときに、どのくらい控除されるのか……そんな事を考えさせられるきっかけとなったのが、こちらの記事になります。
→『個人型確定拠出年金の4大税制優遇について その3』モーニングスター

ちなみに、紹介させてもらった記事に書いてあるとおり、確定拠出年金では、利益が出た分が課税される……という通常の運用とは異なり、受け取る金額に対しての課税となります。

ですから、例え運用が損失を抱えたとしても、受け取る際には課税される事もあり得ますので、要注意ですね。

年金の受け取りの場合ですと、65歳以降の受け取りに関しては、受け取る全額が課税対象となってしまう可能性があるようです。
第２号被保険者の方は、年金控除額をそれだけでも越えてしまう可能性があるようなので、一時金としての受け取りと、60歳～64歳までの非課税枠(70万円)の受け取りを併用し、上手くやっていくのが良さそうですね。

適当に考えておくと、結構モッタイないことが起こりそうな気がします。

まあ、ずーっと長い間課税されず、複利効果を最大限に発揮させられるので、メリットが全部吹っ飛んじゃう……なんて事は無いと思いますがね。

私は、只今住宅ローン控除中なので、確定拠出年金は行っていませんが、35歳辺りからやっていこうかなぁ……と何となくボヤーっと考えています。

そして、実際に運用していくとして、26年間を年率４％、毎月2.3万円を積み立てていくと、計算上では、60歳の時には約1250万円になっているみたいです。

あと、とーっても残念な話ですが、私の職場には退職金という、ごく普通なものが無いので、一時金の控除がしっかりと受けられます(￣∇￣)

ありがたいのやら、悲しいのから……(´д｀)

ということで、先ほどの記事に書いてある退職所得控除額の計算式を使ってみると、

７０×（２６－２０）＋８００万＝１２２０万円

という、ほぼ全額近く賄える結果となりました(笑)
ただ、60～64歳までは、毎年70万円までなら非課税で受け取れるとのことですので、もう少し金額的に成長しても非課税で受け取れそうですね。

ながーく拠出を行っている方で、普通の会社で退職金を結構もらえる方は、非課税として受け取りきるのは、少し難しいのかもしれませんね。
退職金が一般的にどのくらい貰えるのか、分からないのに適当なことを言ってますが(笑)

以上のような税制上のお話は、間違っている可能性もありますし、合っていたとしても、変わることも十分にありえるお話だと思いますので、気になる方はご自身で確認されることをオススメします。

今回のことを考える前までは、『年金の受け取り』だけで済ませようと私は思っていました。
それは複利効果を発揮させるためで、少しでも長く、多くの金額を運用し続けていたい、成長させていきたい……と考えていたからです。

しかし、一時金との併用をする事で、恐らく全て非課税で受け取ることが出来るので、現段階では、それらでの受け取りをしようと思います。
そして、受けとった後はすぐに、普通の口座にて投資を行っていくと思います。

もちろん、同じ資産配分でインデックスファンドを購入し、取り崩すとしたら、定期売却サービスを使います。
もし、その時代もNISAがあるのなら、使える分は使うと思います。

やっぱり、無駄に預貯金にして眠らせておくのなら、少しでも増えていくであろう所に置いておきたいですからね。
ただ、リスクはかなり抑える形で……ね。

という、思ったよりも何だか長い話になってしまったので、恐縮ですが、受け取る際にも色々と考えて行うと、更に上手く税制上のメリットを受けられるかもね☆★……というお話でした(￣∇￣)/

※当たり前のことですが、投資にはリスクが伴います。あくまで、自己責任でお願い致します。

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タグ：確定拠出年金 受け取り 税金 メリット