ひふみプラスについて調べてみた

以前、有名で良さそうな噂を聞くアクティブファンドを調べさせてもらったときに、気になったひふみ投信についてちょっと、調べてみます。
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ひふみ投信はひふみプラスという投資信託もありますが、基本的には同じようなものです。

何が違うのかというと、ひふみ投信は直接販売型で、ひふみプラスは他社で販売している……という違いです。

同じマザーファンドに投資するため、投資方針等は同じで、組入銘柄に相違はないそうです。

値動きが多少違いますが、両ファンドに対する購入者からの日々の流入・流出金額は異なるため、その現金の比率の調整を行なう都合上、基準価額の変動率は完全には一致しないためだそうです。

ひふみプラスの基本的なことを載せてみます。
○ひふみプラス
投信会社名：レオス･キャピタルワークス
純資産：568億円
信託報酬：1.0584％(税込)
※純資産総額500億円を超える部分：0.9504％(税込)
純資産総額1000億円を超える部分：0.8424％(税込)
実質コスト：1.32％
※モーニングスター参考
購入手数料：なし～3.24％(販売会社による)
信託財産留保額：なし
決算：年１回９月
分配金：設定来なし
設定日：2012年5月28日
<概要>
投資対象は国内外の上場株式｡
※現在は国内のみのポートフォリオ

といった内容でしょうか。
もちろん、購入手数料は無いに越したことはなく、私が取り引きしているSBI証券においては、ノーロード扱いであるため、他のネット証券でも無料だと思います。購入を検討している方は是非、ノーロードで販売している証券会社を選ぶようにしましょう。

私的には、どのような値動きをするか……細かく言うと、代表的な資産クラスと似たような動きをしていないか……といったところが気になります。

まあ、似ていたとしても、国内株式を取り扱っているので、国内株式クラスとだけ比較すれば良いかと思いますが、なんとなく他の代表的な資産クラスとも比較してみます。

アクティブファンドですので、過去の値動きやリスクなどは当てに出来ないとは思いますが、比較してみたいので、していきます(笑)

まずは、リスク(標準偏差)から見てみましょう。
各資産クラス(株式)と比較してみます。

○株式の各資産クラスとのリスクを比較
┏━━━┳━━━━━━┳━━━━━━┓
┃　　　┃　　１年　　┃　　３年　　┃
┣━━━╋━━━━━━╋━━━━━━┫
┃ひふみ┃１１．８１％┃１４．８７％┃
┣━━━╋━━━━━━╋━━━━━━┫
┃国内　┃１６．４３％┃１６．３８％┃
┣━━━╋━━━━━━╋━━━━━━┫
┃先進国┃１９．５８％┃１５．６６％┃
┣━━━╋━━━━━━╋━━━━━━┫
┃新興国┃１９．３８％┃１７．６４％┃
┗━━━┻━━━━━━┻━━━━━━┛
※モーニングスター参考(2015/9/30現在)　年率での表示
他の資産クラスはSMTシリーズ

リスクにおいては、他の資産クラスと比較すると、抑えられていることがわかります。今後この状況が続いていくのかは分かりませんが、同じ運用の「ひふみ投信」は５年という期間で見ても、他の資産クラスよりも、やはり抑えられています。

これだけ長い間、続けられていることは素晴らしいことだと思います。
今後も続けていってほしいものです。

まあ、リスクが抑えられているだけでなく、リターンがあってのことだと思いますので、これも各資産クラスと比較してみましょう。

○株式の資産クラスとのリターンの比較(累積)
┏━━━┳━━━━━━┳━━━━━━┓
┃　　　┃　　１年　　┃　　３年　　┃
┣━━━╋━━━━━━╋━━━━━━┫
┃ひふみ┃１６．７９％┃３１．７７％┃
┣━━━╋━━━━━━╋━━━━━━┫
┃国内　┃　８．０４％┃２６．０９％┃
┣━━━╋━━━━━━╋━━━━━━┫
┃先進国┃　１．４２％┃２４．１５％┃
┣━━━╋━━━━━━╋━━━━━━┫
┃新興国┃－１４．１６┃　８．２４％┃
┗━━━┻━━━━━━┻━━━━━━┛
※モーニングスター参考(2015/9/30現在)　年率での表示
他の資産クラスはSMTシリーズ

かなり、優秀ですね。
まあ、国内株式に投資をしているので、他の資産クラスと比較してもしょうがないかもしれませんが、ボラリティを抑えながら、リターンも上回るという素晴らしさが眩しいくらいです(笑)

これらの数字だけで、投資するか決める……というのも良いかと思いますが、先ほども言ったとおり、私的には、値動きの仕方が他の資産クラスと見たような動きをしていないか、気になるところ……

まあ、アクティブファンドですので、売り買いをしており、他の資産クラスとは動き方は違うとは思いますが、ちょっと見てみたいと思います。

○株式の資産クラスとのリターンを比較(期間ごと)
・月別(最近の１年間)

※モーニングスター参考(2015/9/30現在)　年率での表示
他の資産クラスはSMTシリーズ
・年別

※モーニングスター参考(2015/9/30現在)　年率での表示
他の資産クラスはSMTシリーズ

ふむ、あまり似たような動きはしていないですね。
国内株式クラスとは結構似ちゃうのかな？……と思っていましたが、そうでもなさそうです。
ちゃんと、アクティブファンドとしての意地を見せているようですね。

アクティブファンドと言いつつ、何だかんだ指数とほとんど似たような動きをしといて、ちゃっかり信託報酬をガッツリとるようなのもある……なんて聞いたこともあるので、その点では心配ないようです。

まあ、もともと良さそうだと有名なアクティブファンドを調べていたので、そんな心配も無用だったみたいです。


○まとめ
ひふみプラス(ひふみ投信)はとても良いと思いました。

アクティブファンドですし、今後もこのような感じでいくのかは分からないですが、ひふみ投信が始まって以来、７年間という長い間、国内株式クラスよりも、リスクは抑えられ、リターンも良く、相関関数も高くはないと感じます。

分散投資……という概念からは投資をしても良いのかな？……と私は感じました。

まあ、今後どのような動き方をするのか分からないので、今までの相関関数なんて関係ないとは思いますが……

私としては、ひふみ投信は、今現在、国内株式のみのポートフォリオですので、国内株式の配分の中で……しかもサテライト的な形で……といった風には考えています……

ただ、わざわざアクティブファンドをポートフォリオに入れなくてもいいのかな……とも思います。インデックスファンドだけでも十分だとも思いますしね。

まあ、今回の記事がどなたかの役に立てば……と思います。

※当たり前のことですが、投資にはリスクが伴います。あくまで、自己責任でお願い致します。

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タグ：アクティブ比較 ひふみ投信