一人っ子政策を完全廃止

本日、2015年10月29日に一人っ子政策の完全廃止を中国政府が発表しました。
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世界最大の人口を持つ中国で1979年から続いた独自の産児制限は、36年で終止符を打つことになりました。

2013年にも同中央委員会第3回総会（3中総会）で「夫婦のどちらか一方が一人っ子の場合、2人目を産むことができる」と定め、政策の緩和を決めたこともありましたが、今回で完全に廃止だそうです。

まあ、正式には、「１組の夫婦が２人の子どもを産む政策を全面的に実施」ということなので、完全に自由というわけではありませんが、ちょっとビックリなニュースです。

中国＝一人っ子政策……というイメージはあったので……

なぜ一人っ子政策をやめたのか……
原因は、中国で進行する深刻な高齢化への危機感だそうです。
労働力人口が12年に減少に転じる一方、50年には60歳以上が全人口の35％を占め、世界で最も高齢化が進んだ国になるという国際機関の予測も出ているそうな……

しかも、一人っ子政策のおかげで世界的にも例のない速度で少子高齢化を引き起こしてしまったそうです。

2013年に行われた緩和でも思いの外、子供が増えず、共産党政権が最も重視する経済成長にとっても悪影響を及ぼすことが意識され、廃止へとなったそうです。

今後は、バランスの取れた人口発展を促進し、計画出産の基本国策を堅持するとともに、人口の発展戦略を改善し、夫婦が2人の子供を産む政策を全面的に実施し、高齢化に対応する行動を積極的に展開すると意気込んでいるそうです。

こういう発表があると、経済の先行きの不安感はそんなにだったのか……と、なんだか不安が増してしまいますね。
チャイナショックから世界経済も落ち着いてきたのになぁ……(^-^;)

まあ、大丈夫でしょう(笑)
今回の廃止について、時期は明確にされていませんが、中国のメディアによると、早ければ年内には……という話だそうです。

新興国代表の今後の回復、期待しています(笑)


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タグ：新興国